工事現場日誌

水橋農地整備事業 下条上市団地(水橋工区)区画整理その2工事
本工事は、国営水橋土地改良事業計画に基づき下条上市団地における区画整理を行う工事です。既設の田んぼの畦畔及び水路を取壊し、大きな3つの田んぼに区画整理します。

2022.06.27

水新建設(株)にとって初めての農政局の工事です。

安全第一で、頑張りたいと思います。

ICT施工を行うので、流れをアップできたら良いなと思います。

本工事は、既存のほ場(田んぼ)を大きな3つのほ場に区画整理する工事です。
既設の畦畔及び水路を取壊し、各ほ場の計画高さに基盤を切盛りして造成し、
新たに水路及び農道を設置します。

整地工 A= 4.43 ha
水路工 L=  874  m
道路工 L= 1195 m
付帯工      一式

2022.06

現況の表土(耕作土)の厚さを計測します。

本工事の計画表土厚は20cmですが、実測した平均表土厚は18cm程度でした。

既設構造物の撤去を行っていきます。

各ほ場の境界にある畦畔ブロックを撤去します。

2022.07

表土(耕作土)を剥ぎ取って集積します。

ブルドーザーに高さを計測する機器を取付け、剥ぎ取る表土厚を計測しながら施工します。

排水フリューム(U字溝)を設置します。

本現場の基盤土(表土の下層にある地盤)は含水比が高いため、建設機械が走行できるか

ポータブルコーン貫入試験を行って基盤の地耐力を測定します。

測定の結果、ダンプが走行するには地耐力が不足しており、対策が必要です。


ポータブルコーン貫入試験の結果を踏まえ、

基盤を痛めないよう、基盤の上に鉄板を敷設して通路を設置します。


本工事では、隣接するその1工事から基盤土を搬入して基盤切盛及び道路盛土に流用します。

搬入土量は5200m3を予定しており、搬入しながらの基盤切盛りは難しいため、

搬入土を数か所に集積させます。


7月末時点の空撮写真です。

表土の剥ぎ取りが完了し、基盤土の切盛りに移行します。

構造物では排水工が進行中です。

2022.08

基盤切盛を行い、設計の高さに基盤を造成していきます。

その1工事から搬入した基盤土をキャリア(不整地運搬車両)にて盛土箇所に運搬します。


川沿いの排水路の設置が完了し、鉄道沿いの排水路の設置へ移行しました。

排水フリュームを金具でしっかり連結させていきます。


用水路の2次製品を据え付けるための基礎コンクリートを打設します。


用水路は農道を横断するので、横断箇所にはボックスカルバートを設置します。

ボックスカルバート設置箇所に基礎砕石を敷設して、しっかり転圧します。

基礎砕石の上に基礎コンクリートを打設してボックスカルバートを設置します。


その1工事からの基盤搬入土量が予定より減量となったため、現状ある基盤土量で

基盤切盛り、基盤整地及び道路盛土を行います。

これにより、ほ場の計画高さは当初より低くなる予定です。

お盆休み前に基盤整地は完了しました。


お盆休み中の大雨により現場内が滞水状態となりました。

排水路も水没しており、水位が下がるまで、様子見となりました。

現場内の安全確認後、施工を再開させます。


川沿いの用水フリューム(U字溝)の設置が完了しました。

現場の真ん中を横断する支線農道沿いの用水路の設置へ移行します。

8月末時点の空撮写真です。

現場内の草が生えて緑色に見える箇所が表土(耕作土)を集積している場所です。

段々と設計の形になってきました。

基盤整地が完了し、用水路、排水路等構造物設置及び農道の造成が進行中です。

今年は天候が悪く、進捗状況も停滞おり、気温も高く熱中症アラートが発令されるなど

厳しい施工状況が続いていますが、作業員全員が安全に注意しながら懸命に作業をしています。

2022.09

鉄道沿いの排水路と既設水路を接続する取付工を行っていきます。

排水桝を設置し、ボックスカルバートにて農道を横断させて既設水路と接続させます。

まずは、基礎コンクリートを打設していきます。

ボックスカルバート据付完了しました。

排水フリュームとボックスカルバートに接続する排水桝の設置へ移行します。

鉄道沿いの農道を造成していきます。

農道造成が完了したら、砂利舗装を行います。

排水路の溝畔工を行います。

排水路と田面の畦を造成していきます。

排水路の落水口を設置していきます。

田面からの水はこの吐口から排水路へ排水されます。

農道に砂利舗装工を行います。

砕石を敷設し、転圧機で十分な締固めを行います。

排水桝を現場打設します。

鉄筋組立、型枠設置をして底版Con打設を行い、その後、側壁Con打設を行います。

9月末時点の空撮写真です。

9月後半は天候に恵まれず、進捗状況は停滞しましたが、施工業者との打合せを逐次行い、大きな工程の遅れにはなりませんでした。

まだ、日中の最高気温は25度を超える日も多く、体調管理には十分気を付けて施工していきます。

2022.10